あらすじ

竹の中から拾われたカグヤは、
雨後の筍のごとくすくすくと育つ。
竹のように背筋の伸びた、
ファンキーな翁に、父の強さを学び。
竹を割ったような性格で、エネルギッシュな媼に、
母の優しさを学び。
竹馬の友で世話係で座敷童の幼なじみに、
世渡りを学ぶ。

にぎやかな家庭で、身も心も美しく育ったカグヤ。
その噂は、瞬く間に広がり、家の前には人だかりができる。
最初はただの珍しいモノ見たさだったが、
それはやがてカグヤのファンとなっていく。

やがてファンの前で歌や踊りを披露することに。
そうこうするうちに、さらに人気者となるカグヤ。
その人気は破竹の勢いで、ついには都にも届く。

しまいには、都の男達がカグヤに求婚をしだす始末。
位の高い求婚者達の誘いがありながらも、頑にそれを断りつづけるカグヤ。
なぜならカグヤはプリンスだったからだ…。

一癖も二癖もあるキャラクター達。
カグヤが背負った宿命。
そして母の愛…。

全く新しいカグヤ姫伝説。